暖かくなってきて、大雨のシーズンが近づいてきました。
線状降水帯の情報についての話になります。その前に「線状降水帯」とは、気象庁HPでは、次のように説明があります。
次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域を線状降水帯といいます。(気象庁HPより)
図の出典:気象庁HP
今回、気象庁が発表する線状降水帯に関する情報がどのように変更になったのか!
気象庁が発表する気象情報の中で、線状降水帯による大雨が予想されるときには、気象情報の中で半日程度前からの呼びかけが行われます。
いままでは、地方単位(近畿地方、四国地方など)で行なわれていましたが、令和6年5月28日からは、府県単位(大阪府、和歌山県、徳島県等)で情報に記述され、よりわかりやすくなります。
(運用開始前の前日に線状降水帯が予想されましたので1日前倒しで5月27日から実際には運用がはじまりました。)
強化したスーパーコンピューターにより、府県単位で発表が可能になったようです。
気象情報をホームページ等で直接確認している人は、少ないと思われますが、大雨のシーズンは積極的に気象情報を活用しましょう。
線状降水帯の予告が含まれた気象情報が発表されると、テレビやラジオ、ニュース番組等で放送されますので、大雨に関する危機感を一段高め危険なところに住まわれている方は、この線状降水帯の予告の情報が流れてきたときには、避難について事前に確認しておきましょう。