SDカード(Secure Digitalカード)は、デジタルカメラやスマートフォン、PCなど、さまざまな電子機器で使用されている記録メディアです。
SDカードにはいくつかの種類があり、それぞれの用途や特性が異なりますのでSDカードの種類とその特徴について解説しますので購入する際の参考にしてください。
目次
SDカードの種類
SDカードには主に以下の種類があります。
大きさは、通常のSDカードと小さいmicroSDカードがありますので使用する機器がどちらに対応しているか確認しておきましょう。

SD(Standard Capacity)
- 容量:最大2GB
- ファイルシステム:FAT16
- 特徴:初期のSDカードで、現在ではほとんど使われなくなっています。
SDHC(Secure Digital High Capacity)
- 容量:4GB~32GB
- ファイルシステム:FAT32
- 特徴:SDカードの上位規格で、HD動画や高画質写真の保存に適しています。
SDXC(Secure Digital eXtended Capacity)
- 容量:64GB~2TB
- ファイルシステム:exFAT
- 特徴:大容量で、4K動画や高解像度の写真を扱う機器に最適です。
SDUC(Secure Digital Ultra Capacity)
- 容量:2TB~128TB
- ファイルシステム:exFAT
- 特徴:大容量のSDカードで、「UC」は、Ultra Capacity の「超容量」を意味します。
SDカードの速度
SDカードは読み書き速度によっていくつかのクラスに分類されています。
スピードクラス(Speed Class)
- Class 2:最低2MB/s
- Class 4:最低4MB/s
- Class 6:最低6MB/s
- Class 10:最低10MB/s
特徴:動画撮影やデータ転送の安定性を確保するための基準。
UHSスピードクラス(Ultra High Speed)
- UHS-I(U1):最低10MB/s
- UHS-I(U3):最低30MB/s
- UHS-II / UHS-III:より高速な転送が可能(最大624MB/s)
- 特徴:4K動画や高速連写を行うカメラ向け。
ビデオスピードクラス(Video Speed Class)
- V6:最低6MB/s
- V10:最低10MB/s
- V30:最低30MB/s
- V60:最低60MB/s
- V90:最低90MB/s
- 特徴:高解像度動画や8K映像の録画に対応。
SDカードの選び方
用途に応じて適切なSDカードを選ぶことが重要です。
- 写真撮影用:SDHCまたはSDXC、Class 10以上
- 4K動画撮影用:UHS-I U3またはV30以上
- 8K動画撮影用:UHS-II、V60またはV90
- PCやスマホのストレージ用:容量重視でSDXCやSDUCを選択
まとめ
SDカードにはさまざまな種類があり、用途に応じた選択が必要です。
容量や速度クラスを理解することで、最適なSDカードを選ぶことができます。
購入時には、機器との互換性や必要な速度クラスを考慮しながら選びましょう。
コメント